あらすじ
高校銃乱射事件の加害者親と被害者親の対話を描いた映画。
事件の描写は全くなくて、それぞれの親が語る内容でしか事件の詳細がわかりません。
そして部屋の中で対話してるシチュエーションのみで展開されます。
映画を見ている私がその場に同席しているかのように、引き込まれて最後まで一気に見てしまいました。
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↓ここからネタバレあり
残念なことに、被害者生徒も加害者生徒も亡くなってしまっているため
まさにそこが、特にこの映画の肝かなと思いました。
加害者がいない今、罪の所在はどこなのか?
罪を犯した子を育ててきた親ができる償いとは?罪はあるのか?
愛する我が子はなぜ殺されなければならなかったのか?
自殺した子(加害者)を親は愛してはいけないのか?
それぞれが抱える苦しみや痛みに答えが見つからなくて、どんな終わり方をするのか本当に気になってしまいました。
印象に残った台詞の一部です。
『あまりにも苦しすぎるの 違う過去を求めることが。
このままではあの子を見失う。
あの子が必要よ、きっとまた会えるはず
罪を赦し、愛を取り戻せれば』
どれだけ考えても苦しんでも、もう結果は変えられません。
過去に囚われ、その過去を追い続けることで
今目の前にいる人や、自分を愛することも忘れ
終わりのない気持ちに向き合い続けるだけ。
頭ではわかっていっても、実際に自分が当事者だったら
そんな綺麗事で受け入れられるかはわからないですが、、、
個人的には見終わって、なんか少しホッとできてよかったです。
《勝手な⭐︎5段階評価》
感情的⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
心揺さぶられる⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
せつなさ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎