あらすじ
第2次世界大戦初期ナチス・ドイツは勢力を増していた。フランスやイギリスは非常に苦しい状況。
そんなイギリスは、チャーチルが首相に就任し決断が委ねられた。周りからは嫌われ者、国内にも敵が多い中、果たしてドイツにどのように立ち向かうのか。
勝手な⭐︎5段階評価
決断の裏側⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
歴史に触れる⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
感想(ネタバレあり)
恥ずかしながら、わたしはそこまで歴史について知識がないので『なるほどこんな人だったんだ』と勉強になった映画でした💦
たまたま別の映画「ダンケルク」という映画を見た後だったので、あの状況で救出されるに至った経緯が繋がってみることができました。こんな救出劇があったのかと思いましたが、その裏側には犠牲になった部隊もあり人の命がかかっているのに決断一つで大きく左右されてしまうことに改めて戦争の残酷さを感じました。
サラッとワンシーンでしたが、犠牲になる部隊の隊長に直接作戦を伝えていましたがどんな気持ちだったのでしょうか。ドイツをひきつけてくれ、でも救出はできない、40万人のために囮になって死んでください、と言っているようなもの…
戦況は厳しいのにあたかも優位かのような伝え方で国民を勇気づけており、自分のやりたいように進めていく人なのかなと思いきや、国民の声に耳を傾ける場面もありました。まわりは和平交渉にいくべきだといいますが、屈してはいけない!と自分の考えの軸はありながらも決断に確信を得るため人に聞いたりするところは素晴らしいな思いました!
また、チャーチルにとって奥様の支えが大きかったのかなと見ていて思いました。周りからは嫌われ者で少し癖の強い方でしたが、家族思いな描写を感じられました。映画の題名の通り『ヒトラーから世界を救った』偉大な首相だったとはいえ、父親であり、夫であり、チャーチルもまた1人の人間だなと思える部分があって勝手に親近感が湧きました🤭